「どのミネラルウォーターが本当に安心なの?」
赤ちゃんのミルク用や、家族の健康を考えて水を選ぶとき、なんとなく“ミネラルウォーターなら安全”と思っていませんか?
実は、ミネラルウォーターは水道水よりも検査項目が少なく、殺菌処理の義務もないため、「どれを選ぶか」で安全性に差が出るのが現実です。
本記事では、「赤ちゃんや妊婦さんにも安心して飲める」「放射性物質検査や製造元の信頼性も高い」といった視点から、安全性にこだわって厳選したおすすめのミネラルウォーターをご紹介します。
✅ 最新の比較表付きで、選ぶポイントもわかりやすく解説!
✅ 筆者が実際に使っている“推しの1本”も紹介しています!
最後まで読むことで、あなたにぴったりの「本当に安心できる水」が見つかるはずです。

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意外と知らない?ミネラルウォーターと水道水の違い
「ミネラルウォーターは安全、だから水道水より良いはず」
そんなふうに思っていませんか?
実は、日本の水道水は世界でもトップクラスの安全性を誇っています。
一方で、ミネラルウォーターは“食品”として扱われており、水道水とはまったく異なる基準で管理されています。
ミネラルウォーターと水道水の違い(比較表)
比較項目 | 水道水 | ミネラルウォーター |
---|---|---|
管轄法令 | 水道法 | 食品衛生法 |
検査項目数 | 51項目以上(非常に厳しい) | 18〜20項目程度(限定的) |
殺菌処理の義務 | あり(塩素消毒など) | なし(ろ過や非加熱処理も可) |
放射性物質の検査 | 義務あり(震災以降強化) | 義務なし(任意実施) |
想定用途 | 常時流れる水としての衛生確保 | 密閉容器に保存される飲料水としての品質保持 |
つまり、「ミネラルウォーターだから安全」というわけではありません。
用途や、どの製品を選ぶかによって、安全性や品質は大きく変わるということを覚えておきましょう。
味や成分の良さも大切ですが、水質検査の体制・製造元の信頼性・放射性物質の検査有無などをしっかり確認することが、安全な水選びの第一歩です。
※水道水とミネラルウォーターの成分や味の違いについては、別記事で詳しくご紹介予定です。
ミネラルウォーター選びで重視すべき「5つのポイント」
ミネラルウォーターを選ぶ際、「軟水か硬水か」だけを見ていませんか?
本当に安心・安全な水を選ぶためには、以下の5つのポイントに注目することが大切です。
1. 製造元の信頼性
どんなにパッケージがきれいでも、製造元が不明確だったり、情報開示が不十分な製品は避けるべきです。
サントリー、アサヒ、コカ・コーラなど、大手メーカーの製品や、情報開示がしっかりされている企業は判断材料になります。
2. 放射性物質の検査体制
ミネラルウォーターには、放射性物質の検査義務はありません。
そのため、自主的に検査を実施し、結果を公表しているかどうかが重要な判断基準になります。
とくに赤ちゃんや妊婦さんが飲む水は、検査済みのものを選びましょう。
3. 水の硬度(軟水・硬水)
硬度とは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル量を表す数値です。
- 0〜60mg/L → 軟水(日本人に最適)
- 60〜120mg/L → 中硬水
- 120mg/L以上 → 硬水(体質によって合わない人も)
日本人や赤ちゃんには、胃腸にやさしい軟水(硬度30〜60程度)がおすすめです。
4. 殺菌方法(加熱殺菌・無菌充填など)
ミネラルウォーターには、以下のような処理方法があります。
- 加熱殺菌:微生物を確実に除去できるが、風味がやや変化する場合も
- 無菌充填:加熱後にクリーンルームでボトリング(例:南アルプスの天然水)
- ろ過・非加熱処理:自然のままに近いが、管理体制が重要
「非加熱=良い」というイメージがありますが、しっかり管理されていないと逆にリスクになる場合もあります。
5. 容器素材や保存性
水の安全性を保つには、容器の素材も意外と重要です。
- BPAフリーのペットボトル:人体に影響を与える物質が溶け出さない加工
- 遮光ボトル・ガラス容器:光や温度変化に強く、風味が保たれる
- 保存期間・常温保存の可否:備蓄用途には長期保存可能な製品が安心
ですが、BPAや遮光ボトルなどをさがすのは、日本では非常に難しく、ほぼ皆無です・・・。
この5つのポイントを押さえておけば、「ただのブランド買い」ではなく、自信を持って選べる安全なミネラルウォーターが見つかります。
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おすすめ!安全性で選ぶミネラルウォーターランキングTOP5
どのようなミネラルウォーターが安心なのか?
ここでは安全性・成分バランス・製造体制・放射性物質検査・買いやすさなどを総合的に評価し、おすすめできるミネラルウォーターをランキング形式でご紹介します
🥇 第1位:南アルプスの天然水(サントリー)
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✅ 国産・軟水・信頼性抜群。赤ちゃんにも安心して使える水
- 硬度:約30mg/L(軟水)
- pH:約7.0(中性)
- 加熱殺菌+無菌充填で高い衛生管理
- 放射性物質検査を定期実施・結果公表あり
- 山梨・長野の自然水源を使用
- スーパー、コンビニ、通販で簡単に入手可能
迷ったらまずコレ。家族みんなにおすすめできる安心の1本です。
🥈 第2位:日田天領水(大分県)
2リットルタイプはこちら→[Amazon] [楽天] [Yahoo]
✅ 弱アルカリ性の天然水。体調サポートにも期待される自然水
- 硬度:約32〜38mg/L(軟水)
- pH:約8.3(弱アルカリ性)
- ろ過のみの非加熱処理(自然な味)
- 放射性物質・細菌検査も実施済
- 健康志向の方や弱アルカリ性水を好む方に人気
※赤ちゃんにも基本的に使用可ですが、pHがやや高めなため気になる方は確認を。
🥉 第3位:クリスタルガイザー(※シャスタ工場産)
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✅ コスパと安全性を兼ね備えた、知る人ぞ知る“最強水”
- 硬度:約38mg/L(軟水)
- pH:約7.6〜7.8(弱アルカリ性)
- ろ過+加熱殺菌で安心処理
- 放射性物質・重金属の検査あり(輸入時)
- シャスタ山の自然保護区で採水された湧き水
- 価格が非常に安く、日常使い・備蓄にも◎
- BPAフリーのペットボトル使用
⚠ 注意:必ず「シャスタ工場産」と表記されたものを選んでください。
「オランチャ工場産」は水質にばらつきがあり、避けた方が無難です。
第4位:い・ろ・は・す(コカ・コーラ)
2リットルタイプはこちら→[Amazon] [楽天] [Yahoo]
✅ 全国の水源から選ばれた、軽量・手軽な国産ミネラルウォーター
- 硬度:約27〜47mg/L(地域により差あり)
- pH:約6.8〜7.2(中性)
- 加熱殺菌済・放射性物質検査も対応
- コスパが良く、環境に配慮したボトル設計
- スーパー、コンビニなどでも買える
第5位:ボルヴィック(Volvic/フランス)
1.5リットルタイプはこちら→[Amazon] [楽天] [Yahoo]
✅ EU基準をクリアした世界的ブランド。安定の品質
- 硬度:約60mg/L(軟水〜中軟水)
- pH:約7.0〜7.2(中性)
- フランス・オーヴェルニュの単一水源
- 非加熱処理・ろ過のみ(ミネラルそのまま)
- EUと日本の検査を通過して輸入
自然のままの味を好む方や、海外製が気にならない方に最適です。
日本では小売店などでの販売終了になりましたが、 Amazonなどの通販サイトで購入可能です。
安全性比較表|ミネラルウォーター詳細一覧(2024年時点)
表は横にスクロールできます。
商品名 | 硬度 (mg/L) | pH値 | 放射性物質検査 | 赤ちゃんの調乳適性 | 殺菌方法 / 製法 | 原産地・特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
南アルプスの天然水 | 約30 | 約7.0 | ◎ 検査・結果公表あり | ◎ 軟水で安心 | 加熱殺菌+無菌充填 | 日本(山梨・長野) |
日田天領水 | 約32~38 | 約8.3 | ◎ 定期検査あり | ◯ pH高めのため注意喚起あり | ろ過(非加熱) | 日本(大分県・深層水) |
クリスタルガイザー(シャスタ) | 約38 | 約7.6〜7.8 | ◎ シャスタ産のみ信頼性高 | ◎ 軟水+弱アルカリ | ろ過+加熱殺菌 | 米国(シャスタ山水源) |
い・ろ・は・す | 約27〜47 | 約6.8〜7.2 | ◎ 各水源で検査あり | ◎ 基本的に軟水 | 加熱殺菌 | 日本(全国7水源) |
ボルヴィック | 約60 | 約7.0〜7.2 | ◎ EU基準+輸入時検査 | ◯ 中軟水でミルクにも可 | ろ過(非加熱) | フランス(オーヴェルニュ) |
(2024年時点のデータです。最新情報は各メーカーのサイトでご確認下さい。)
📝 表の見方補足
- ◎:安全性が高く、検査体制も確認済み
- ◯:基本的に問題なしだが、特定の条件や体質によって注意が必要な場合あり
- 「殺菌方法」は水質・風味に影響するため、好みに応じて選ぶのがおすすめです
個人的おすすめは「クリスタルガイザー(シャスタ産)」
実を言うと、僕自身、もっともバランスが取れていて安心できると感じているのが「クリスタルガイザー(シャスタ産)」です。
✅ 個人的におすすめする理由
- 水源がシャスタ山(自然保護区)でとにかく清浄
- 硬度38mg/L・pH7.6〜7.8の理想的な軟水+弱アルカリ
- ろ過+加熱殺菌で安全性◎
- 価格が非常に安く、毎日の飲料・防災備蓄にも最適
- 赤ちゃんのミルクにも適している軟水基準
特に「価格」と「安全性」を両立している点では、他の水と比べても頭一つ抜けています。
出先でもクリスタルガイザーが販売していれば、迷わずこれを選びます!
⚠ ただし“シャスタ産”に限ります!
クリスタルガイザーには、アメリカ国内の複数の工場で製造された商品がありますが、オランチャ産は、水質や採水地の環境が不安定なため、赤ちゃんや体調に敏感な方にはおすすめできません。
🔍 シャスタ工場産の見分け方
- ラベル裏に「Bottled at the CG Roxane, LLC – Mt. Shasta Plant」と記載されているものを選ぶ
- 極端に安価な並行輸入品(例:500ml×48本で1,000円以下)は要注意
- 日本語ラベル&信頼できる通販サイト(Amazon/楽天など)の正規販売ルートを推奨
- キャップが青→シャスタ、白→オランチャ(たまに白でもシャスタがあるので注意)。
もしシャスタ産が手に入る環境なら、迷わず選んで損はありません。
それくらい、安全性・コスパ・味のバランスが優れている推しの1本です。
選ばない方がよいミネラルウォーターの特徴とは?
ミネラルウォーターと聞くと「どれを選んでも安全」と思われがちですが、実際には避けた方がよい特徴を持つ製品も存在します。
以下のようなポイントに当てはまるものは、できるだけ選ばないようにしましょう。
❌ 1. 水源や製造元が明記されていない
- ラベルに「採水地」や「工場名」が記載されていない製品は、トレーサビリティ(追跡可能性)が不十分
- 特に輸入水で曖昧な記載のあるものは注意が必要です
❌ 2. 並行輸入品の中でも「オランチャ産」のクリスタルガイザー
- アメリカのオランチャ産のクリスタルガイザーは、水源が工業地帯に近く、水質にばらつきがあることで知られています
- シャスタ産と違い、ミネラルバランスが安定せず、硬度も高めになる傾向
- 赤ちゃんや体調が不安定な方には不向きです
❌ 3. 激安すぎる輸入水(1本30円台など)
- 安すぎる商品は、製造・輸送・保存管理が不透明なケースが多いです
- 特に常温長期保存の間に品質が劣化している可能性も否定できません
❌ 4. 高硬度(200mg/L以上)の硬水
- ヨーロッパ産の一部製品には硬水(硬度300〜500mg/L)のものも存在
- 赤ちゃんや胃腸が弱い方には負担になりやすく、調乳には不向き
❌ 5. 放射性物質や細菌の検査結果が公開されていない
- 国産品であっても、放射性物質や細菌検査の実施・結果開示がない製品には注意
- 特に安全を最優先したい方には、検査実施+結果公開が必須条件です
安心して選ぶためには、「ラベル情報」と「製造元の信頼性」が何よりも重要です。
少しでも不安がある製品は避けて、実績・検査・開示がしっかりしている水を選びましょう。
赤ちゃんや妊婦さんにおすすめのミネラルウォーターは?
赤ちゃんや妊婦さんが飲む水には、特に安全性と成分のバランスが求められます。
軟水であることはもちろん、放射性物質の検査体制や殺菌方法、硬度・pH値などを総合的にチェックして選ぶのが理想です。
✅ 赤ちゃんや妊婦さんに安心な水の条件
チェック項目 | 理由 |
---|---|
軟水(硬度60mg/L以下) | 胃腸にやさしく、ミルクに影響が出にくい |
放射性物質の検査あり | 安心して調乳や日常飲用に使える |
加熱殺菌 or 衛生管理体制が明確 | 菌や異物混入リスクが低い |
製造元・水源が信頼できる | 長期的に安心して飲める体制がある |
👶 おすすめ水
✅ 南アルプスの天然水(サントリー)
- 硬度:約30mg/L/pH:約7.0
- 加熱殺菌+無菌充填で極めて衛生的
- 放射性物質の検査・公開あり
- 多くの小児科でも「ミルク用として安心」とされる製品です
✅ クリスタルガイザー(※シャスタ工場産)
- 硬度:約38mg/L/pH:約7.6〜7.8
- ろ過+加熱殺菌で安全処理
- 放射性物質・重金属の検査済(シャスタ産のみ)
- コスパがよく、備蓄水としても優秀
※必ず「シャスタ工場産」と表記されたものを選んでください。
硬度が高すぎる水(例:コントレックスなどの硬水)は、赤ちゃんの内臓に負担をかける可能性があるため避けましょう。
また、無殺菌・非加熱処理の製品は製造体制の確認が重要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ミネラルウォーターは常温保存しても大丈夫ですか?
A. はい、未開封であれば基本的に常温保存可能です。
ただし直射日光や高温多湿を避け、開封後は冷蔵保存し、なるべく早く飲み切りましょう。
Q2. ミネラルウォーターの賞味期限が切れていたけど飲めますか?
A. 未開封かつ適切に保管されていれば、すぐに害があるとは限りません。
ただし、蒸発したり、風味や安全性が保証されないため、飲用は避けるのが無難です。
非常用備蓄は定期的な入れ替えをおすすめします。
Q3. 硬水は体に悪いの?
A. 適量であれば健康に悪影響はありません。
ただし硬度200mg/Lを超える水は、胃腸が敏感な方や赤ちゃんには刺激になる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
Q4. ペットボトルの水ってBPAの心配はないの?
A. 日本の多くのメーカーではPETボトルにBPAは使用されていませんが、公式に「BPAフリー」と明記している製品は少数です。
BPAフリーにこだわる方は、クリスタルガイザー(シャスタ工場産)など明記のある製品を選びましょう。
【まとめ】迷ったらこの1本!目的別おすすめ早見表
どのミネラルウォーターを選ぶべきか迷ったときは、以下の早見表を参考にしてください。
目的や使う人に合わせて、最適な1本がすぐに見つかります。
目的・用途 | おすすめ製品 | 理由 |
---|---|---|
総合的に安心して使いたい | 南アルプスの天然水 | 国産・軟水・検査体制・味のバランス◎ |
健康志向(アルカリ性の水が好み) | 日田天領水 | pH8.3の弱アルカリ性。自然派・非加熱処理 |
コスパも安全性も重視したい | クリスタルガイザー(シャスタ産) | 価格が安く、成分も優秀。備蓄にも最適 |
外国産で味重視 | ボルヴィック | EU基準・安定した水質。軟水で飲みやすい |
普段使いで買いやすい水を探している | い・ろ・は・す | コンビニや自販機でも手軽に入手可能 |
最後にひとこと
ミネラルウォーターは「どれも同じ」ではありません。
成分の違いはもちろん、安全性や衛生管理体制にも差がありますし、絶対的な正解はありません。
「安心して飲める水」は、あなたと大切な人の健康を守る第一歩。
本記事を参考に、ぜひ“あなたにとってのベストな1本”を見つけられるように、参考にしてくださいね。
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