水道水とミネラルウォーターの違いとは？成分・味・安全性を徹底比較【使い分けのコツも紹介】

「水道水って本当に飲んで大丈夫なの？」

「ミネラルウォーターの方が安全って聞くけど、何が違うの？」

そんな疑問を抱いたことはありませんか？

日本の水道水は“飲める水”として世界的に高評価ですが、個人的には「すべてを安心できるとは限らない」と思っています。

特に、残留塩素や古い配管、そして“味”の違いには明確な差を感じることがあるのです。

この記事では、水道水とミネラルウォーターの違いを

といった視点から比較し、「飲み水」としてどちらを選ぶべきかをわかりやすくお伝えします。

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法律から見る水道水とミネラルウォーターの違い

水道水とミネラルウォーターは、同じ「飲み水」でありながら、その管理・基準はまったく異なります。

ここでは、法律面・検査項目・殺菌処理の義務などの違いを比較してみましょう。

比較表｜法律と安全基準の違い

✅ 水道水は「常に安全であること」が法律で求められている

水道水は、全国どこでも蛇口をひねれば同じレベルの水が出るよう、非常に厳しい検査基準が課されています。

51項目を超える検査が義務づけられ、各自治体の水道局が日々検査を行っています。

特に「塩素消毒」は法律で義務づけられており、0.1mg/L以上の残留塩素を保つ必要があります。

これにより雑菌やウイルスを確実に殺菌できる反面、味やニオイに影響が出てしまうのです。

✅ ミネラルウォーターは「食品」として扱われている

一方、ミネラルウォーターは「食品衛生法」の下にあり、食品と同じような扱いです。

飲用に適した検査は行われていますが、水道水より検査項目は少なく、殺菌処理の方法もメーカー次第です。

加熱処理をしていない「非加熱タイプ（ナチュラルミネラルウォーターなど）」は特に人気がありますが、製造過程や品質管理の信頼性が重要になってきます。

水道水は飲めるけど、やめたほうがいいと思う理由（個人的見解）

日本の水道水は「安全」と言われています。

たしかに法律上は飲用に適した基準が設けられ、日々管理されています。

ですが、僕自身は“飲み水”として常用するのは避けた方が良いと考えています。理由は次のような点です。

✅ 残留塩素が体の常在菌に影響する可能性

水道水には消毒のために塩素（カルキ）が添加されています。

この塩素はウイルスや細菌を殺菌する働きがある一方で、僕たちの体に存在する善玉菌（常在菌）にも影響を与える可能性が指摘されています。

とくに腸内環境や肌のバリア機能に影響を与える可能性があるため、飲み水や調理に使う水は慎重に選びたいと感じています。

✅ 古い配管による金属混入のリスク

集合住宅や古い建物では、経年劣化した水道管のサビや金属が水に溶け出すこともあります。

水質検査ではクリアしていても、各家庭の配管まではチェックされないため、配管経由で不純物が混入している可能性もゼロではありません。

✅ カルキ臭・味の違和感が気になる

水道水を飲んだときに感じる「カルキ臭」「独特の苦み」。

これは塩素の残留や水質によるもので、敏感な人には強く感じられるものです。

一方、ミネラルウォーターを飲んだときのまろやかさやスッと染み込む感じは、飲み比べると明らかです。

✅ 赤ちゃんやペットにはできれば避けたい

赤ちゃんのミルクに使う水は、できるだけミネラルの少ない軟水（ミネラルウォーター）が推奨されます。

また、ペットも人間以上に体が小さく、微量な成分でも影響を受けやすいとされているため、水道水よりミネラルウォーターを選ぶ人が増えています。

このような理由から、僕は飲み水として水道水を使うことには慎重です。

ミネラルウォーターの成分とメリット

ミネラルウォーターは、単に「おいしい水」ではなく、体にとって嬉しい成分が含まれている水です。

ここでは、水道水と比べたときの具体的な成分の違いや、ミネラルウォーターの利点について紹介します。

✅ 自然由来のミネラルを含んでいる

ミネラルウォーターには、自然にろ過された地層から得られたカルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラル成分が含まれています。

これらは骨や筋肉の健康維持・代謝のサポート・体内のバランス調整に役立つ栄養素です。

✅ 「軟水」と「硬水」の違いもポイント

ミネラルウォーターは「硬度」によって分類されます。

特に赤ちゃんのミルク用や薬の服用時には軟水が推奨されます。

✅ pH値によっても飲み口が変わる

pH（ペーハー）とは、水の酸性・中性・アルカリ性を示す指標です。

• pH7.0が中性、水道水もだいたいこの範囲
• ミネラルウォーターはpH6.5〜8.5くらいが多く、「弱アルカリ性」のものは体にやさしく感じる人が多いです

特に弱アルカリ性の水は「口当たりがまろやかで胃にやさしい」とされ、健康志向の方に人気があります。

味の違いを感じる理由とは？

水は無味無臭と思われがちですが、実は水道水とミネラルウォーターでは“味”に大きな違いがあります。

これは、成分や処理方法によって風味や口当たりが変化するからです。

✅ 水道水特有の「カルキ臭」

水道水の味の最大の特徴は、塩素（カルキ）のニオイ。

これは殺菌処理のために加えられているもので、安全性を確保するためには必要不可欠ですが、敏感な人には「苦み」「薬っぽさ」として感じられることもあります。

✅ ミネラルの種類で“まろやかさ”が変わる

ミネラルウォーターは、水源や地層の違いによって含まれるミネラル成分が異なります。

こうした違いが、飲み比べたときの「おいしさ」や「飲みやすさ」に繋がります。

✅ 地域差によって水道水の味も変わる

水道水の味は地域によっても変わります。

たとえば、地下水が豊富な地域は軟水気味で飲みやすく、ダム水が中心の地域は処理工程が多いため味にクセが出やすい傾向があります。

また、古い配管が残っている地域では、鉄サビや微細なにおいの混入が味の差に影響を与えることも。

✅ 飲み比べてはじめてわかる“水の味”

「水に味なんてあるの？」と感じる方もいるかもしれませんが、飲み比べてみると驚くほど違いがわかります。

市販のミネラルウォーター数種類と水道水を並べて試すと、自分の好みに合う水の傾向も見えてきます。

水は“用途で分ける”のが現実的

「水道水は体に悪いから、すべてミネラルウォーターにした方がいい」と思う方もいるかもしれません。

でも現実的には、すべての生活用水をミネラルウォーターでまかなうのは現実的ではありません。

そこで大切なのが、“用途によって水を使い分ける”という考え方です。

✅ 飲み水や調理用はミネラルウォーターを推奨

直接体に入れる水は、できるだけ安心・安全な水を選びたいもの。

飲み水や赤ちゃんのミルク、サプリや薬を飲むときには、ミネラルウォーター（特に軟水）がベスト。

ファスティングやデトックスを意識する時期も、こだわる価値があります。

✅ 手洗い・お風呂・掃除・洗濯は水道水で十分

体の表面や日常的な清掃には、しっかり殺菌処理された水道水がむしろ適しているとも言えます。

というか、生活全部がミネラルウォーターとか浄水じゃ無理ですよね・・・。

日本の水道水は、世界的に見ても非常に高水準。外用水としては十分な品質を持っています。

水道代とミネラルウォーター代のバランスも考慮すれば、“飲む水だけを選ぶ”スタイルが経済的にも現実的です。

✅ 節約と健康のバランスをとる

家族が多いご家庭や、水を多く使うシーンがある方には、浄水器や2Lの大容量ボトルを活用するのもおすすめ。

一人暮らしなら、500mlペットボトルや浄水器など、ライフスタイルに合った選択がしやすいです。

「すべてを変える」のではなく、「口に入るものだけ変える」という発想から始めることで、ムリなく安心な暮らしが実現できます。

まとめ｜“口に入れる水”だけでも変えてみよう

日本の水道水は「世界でもトップレベルの安全性」と言われています。

しかし、法律で安全性が担保されている一方で、塩素や配管の影響など、見えないリスクがゼロではありません。

そのため、すべてを変えるのは難しくても、せめて“体に入れる水”だけでも見直すことをおすすめします。

✅ まずはここから変えてみよう

こうした小さな習慣の変化が、体の変化にもつながるかもしれません。

✅ 「水は選べる時代」だからこそ、自分に合った選択を

現代は、コンビニやネットでも多くの種類の水が手に入る時代。

軟水・硬水、pH、ボトル素材、安全性など、選ぶ基準も人それぞれです。

「なんとなく水道水を使っている」から、「意識して水を選ぶ」へ。

まずは、自分と家族の健康のために。

そして、安心して口に入れられる水を、ぜひ生活に取り入れてみてください。

おすすめのミネラルウォーターについては、下記の記事で書いています。

ぜひ読んで下さい。