初代AirPods Proを初めて使った時に「誰がこんな音質に数万円も払うねん。」という、音楽好きは満足できない仕上がりだったので、新しく生まれ変わったAirPods Proも全く期待していなかったので完全に無視をしていた。
だが、僕の認識が甘かった。
どうやらAirPods Pro第2世代は変わっているらしい。
ということで実際にAirPods Proの第2世代を使ってみてじっくりとレビューをしているので、これからAirPods Pro第2世代を買おうか悩んでいる人は参考にしてください。
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【結論】前世代より音が良く進化していて驚いた
最初に簡単な結論を言ってしまうと、今回のAirPods Pro第2世代は第1世代よりも音質が進化していて驚いた。
第1世代のAirPods Proはハッキリ言って純粋に音楽を楽しめるような音質とは言えず、値段も高いので買う価値はそこまでないと思っていた。
そんな印象しかなかったので第2世代も大したことないだろうと思っていて、ダメ元で聴いてみるとめちゃ改善されていた。
今回の第2世代を買うか迷っている人は、お金に余裕があれば買っても良いと思える仕上がりになっていると感じた。
これからAirPods Pro第2世代を詳しく紹介していくよ!
AirPods Pro第2世代のスペック
まずはAirPods Proの詳細のスペックを紹介。
AirPods Pro第2世代 | |
搭載チップ | イヤホン:H2チップ ケース:U1チップ |
イヤホンタイプ | カナル型 完全ワイヤレス(左右分離型) |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング 外部取り込み音モード 適応型環境音除去 |
マイク | デュアルビームフォーミングマイク (内向き型) |
空間オーディオ | パーソナライズされた空間オーディオ ダイナミックヘッドトラッキング |
アダプティブイコライゼーション | 対応 |
連続再生時間 | イヤホン単体:最大⑥時間 充電ケース込:30時間 |
充電方法 | USB-C to Lightningケーブル MagSafe充電器 Apple Watchの充電器 Qi規格充電器 |
操作方法 | タッチコントロール スワイプ 感圧センサー |
ドライバー | 専用の高偏位Appleドライバー |
接続方式 | Bluetooth5.3 |
対応コーデック | SBC AAC |
防水 | 耐汗耐水性能(IPX4) |
サイズ | イヤホン:約21.8mm×24.0mm×30.9mm ケース:約60.6mm×21.7mm×45.2mm |
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AirPods Pro第2世代の外観
まずはじっくりとAirPods Proの外観を見ていこう。
ケースの見た目
正面はロゴや文字の刻印はされていないAppleらしいデザインになっている。飾らないというのが良い。
裏面はBluetooth接続をするボタンが備わっている。
正面から見て右側にはストラップが通せる箇所が備わっているので、自分の好きなアクセサリーを装着することができる。
底面には使い勝手の悪いLightning端子になっている。なんでUSB-Cにしないんだよ・・・。
あとスピーカーもついていて、iOSの探す機能に対応しているから音が出るようになっている。
ポケットにも入るコンパクトサイズ
ケースのサイズは手のひらに収まるほどの大きさになっていて、コンパクトで持ちやすい。
ズボンのポケットにもラクラクと入れられて圧迫感も無いし、手ぶらで歩きたい人にもいいサイズ感になっている。
イヤホンの出し入れはしやすい
イヤホンの出し入れに関しては問題ない。
出してからそのままの向きで耳に素早く装着ができるのでストレスは感じない。
小さいサイズだけど持ちやすい
イヤホン本体はコンパクトサイズなのでなくさないように注意が必要だ。
デザインは白で白で統一されていて無駄が内容に、極限まで削ぎ落とされている感じが伝わる。
確かにこうしてみるとポケモンのマダツボミ見たいに見える。
ケース・イヤホンの重さ
ケースとイヤホンの重さを量ると62gだったので、めちゃくちゃ軽い。
軽いから持っていないように感じるとまでは言い過ぎかもしれないが、本当に軽いので持ち運びも不快感は感じることはない。
イヤホンの片方の重さは5gで軽いから耳に装着していても重さを感じる事は無いし、
ワイヤレス充電にも対応している
AirPods Pro第2世代はワイヤレス充電にも対応をしているので、ケーブルを使った有線充電をしなくても良い。
平らな充電器を持っていないので縦置き型で試したところ、しっかり充電ができることは確認できた。
一応、付属品のUSB Type-C to Lightning充電ケーブルが付いているので、有線充電は可能だけど電源アダプターを用意する必要がある。持ってない人は別で買っておこう。
AirPods Proの装着感
イヤホンの装着感は耳に程よくフィットするので窮屈感がない。非常に安定していて落ちる心配はない。
イヤーピースも柔らかいので長時間していても耳が痛くなりにくいようになっている。
個人的には大半の人が装着感が良いと感じれると思う。
サイズが合わない場合はイヤーピースを交換しよう
もしイヤホンのサイズが合わないときは、付属品のイヤーピースXS、S、M、Lで交換するようにしよう。
Mサイズは最初から本体に装着しているので、お好み似合わせて調整をしよう。
イヤホンでの操作のしやすさはトップクラス
AirPods Proの操作は他社のイヤホンと比べてもトップクラスに操作性が良い。
スワイプをすれば音量の調節も可能だし、物理ボタンでは無いのに「カチッ」とボタンを押したような感覚になるので、誤操作をしにくいのも良いなと思った。
アプリでボタンの操作を変更することができるので、自分の使いやすいようにカスタマイズもしてみるのもアリ。
AirPods Pro第2世代の音質について
冒頭でも言ったけどAirPods Pro第2世代の音質は本当に良くなっている。
第1世代は全く良い音質ではなかったし、当時3万円を出してまで買うイヤホンではないと思っていたぐらい。
しかし第2世代ではパワフルな音に進化していて迫力がある音質になっていた。ホンマに驚いたわ。
今AirPods Pro第2世代で音楽を聴くと大半の人は「音質が良い」と感じるだろう。
バランス良く中音域が得意な印象
全体的なバランスが整っていて、デフォルトの設定だと中音粋を強調している感じに思えた。
絶妙に低音も効いていて安っぽい音になっていないし、万人受けする音質を作ってきたなという印象に感じた。
iPhoneならイコライザーを使って自分好みのサウンドに調整も可能だ。
自然な音というかデジタル感がある音
迫力のある音だが深みはあまり感じない。
自然な音というよりは人工的に再現したような感じで、音楽が少し尖った感じで聴こえるので好き嫌いは分かれそう。
音楽にこだわる人はこういうのは敏感だけど、あまり音楽にこだわりがない人は気にしなくてもいいポイント。
360度空間オーディオがすごい
本当にイヤホンで音楽が流れてるのか??ってくらいに臨場感がすごかった。
これは絶対に試して見て欲しい機能なんだけど、自分が本当にコンサート会場にいるような感覚になる。
言葉でどう説明しようか・・・めちゃくちゃ難しい。
イヤホンひとつで別世界に行けるとだけ言っておこう。ホンマにすごい。
外部取り込みの音について
イヤホンをしていても周囲の音を取り込むのが外部取り込みモードというもの。
この外部取り込みの音については正直に言うと可もなく不可もなくといったところ。
自分の声はスピーカーを通したような声になって聴こえる。
外部の音はよく取り込むので単純にすごいが、常に「サーッ」と雑音が流れているのが非常に気になったので、意識してしまうとずっと気になる。
ノイズキャンセリングについて
ノイズキャンセリングは強い。ほとんどの音を遮音してくれるので集中した時には良い。
ノイズキャンセリングをしていても高音は若干聞こえるけど、基本的には無音を感じれる仕上がりになっている。
そしてノイズキャンセリング中は耳の中がノイズで圧迫される感じが強く、長時間は疲れると思うし気分が悪くなる人もでてきそうなので注意。
ノイズキャンセリングは使う場面を絞って、ほどほどに使うのが良いと思った。
マイクの音質について
マイク音質は結論を言うと問題ないし、イヤホンのマイクにしては品質は良いと思った。
声がクリアに聞こえるので日常会話や会議でも使えるので安心できる。
環境音が大きいとノイズキャンセリングされるので、少し声はこもったように聞こえるけど普通に会話できるレベルなので問題なし。
他のApple製品との連携力がすごい
AirPods ProはAppleが製造しているので、iPhoneの他にもMacやiPadといった自社製品との連携もすごい。
そう、マルチポイントが本当に素晴らしいと思う。
マルチポイントとは→1台の機器に対して複数の機器を接続できる機能。シームレスに機器間を切り替えることが可能。
例えばiPhoneで音楽を聞いていたけど、Macで動画を見ようとした際に、Macで再生ボタンを押すと、イヤホンの接続がiPhoneからMacに自動的に音が切り替えることができるのだ。
他社のイヤホンはいちいち切り替えの設定をしないといけないのが多いけど、Apple製品同士であれば瞬時に切り替えることができるので、この便利さを覚えてしまったら後戻りできないかもしれない。
AndroidでもAirPods Proは使える
AirPods ProはiPhoneしか使えないのかと思うかもしれないけど、実はAndroidでも使うことができる。
GoogleのPixelで試したところ接続もできたし、音楽も楽しむことができたのでAndroidユーザーでもAirPods Proが気になっている人は使える。
AirPods Proの惜しいところ
イヤホン全体の評価としては目立った欠点はないので、多くの人は買って良かったと満足できる仕上がりになっている。
ただ、あえて惜しいところを言うなら価格だ。
AirPods Pro第2世代の当初の販売価格は30,800円だったのだが、円安の影響で38,800円になって一気に8,000円も高くなってしまった。
これだけの完成度で30,800円の価格なら妥当だと感じたけど、さすがに4万円近くの価格は高いし、その価格と見合ってるのか?って思ってしまうほど。
本当に価格だけが惜しいなと感じるだけで他は不満はない。第1世代よりめちゃくちゃ良くなったからね。
【まとめ】
以上がAirPods Pro第2世代のレビューでした。
iPhoneを含めたApple製品を使っているのなら、AirPods Proは買うのはアリだと思う。
第1世代よりも音は格段に良くなったし、Apple製品との連携もかなりラクなので自分の生産性を上げたいなら、1台持っておくべきだ。
あとは販売価格と自分の財布を相談をして購入するのかを決めるのが良い。
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