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【世界初】耳をふさがないのにANCが効く!UGREEN ClipBuds Proを徹底レビュー

「耳をふさがないのにANC(ノイズキャンセリング)が効く。」

言葉だけ見ると矛盾したように感じますが、実際に使ってみると“ながら聴き”の快適さがまったく違いました。

 

UGREEN「ClipBuds Pro(HiTune S8)」は、メーカーによると世界初のANC搭載イヤーカフ型イヤホン

耳を塞がず開放的なまま雑音を軽減できるという、従来のオープン型ともカナル型とも違う新しいアプローチの製品です。

 

LDAC&ハイレゾ対応、マルチポイント(2台接続)、急速充電、アプリ対応など、機能もフラグシップに近い内容。

価格は8,990円前後、セールでは5,000〜6,000円台と手が届きやすいのもポイント。

 

今回は 外観・装着感・ANC性能・音質(低音〜高音まで詳細)・遅延・通話品質・アプリ機能 を実機で徹底レビューしていきます。

 

ハムイ

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動画でも紹介

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よりイメージしやすいと思いますので、こちらもご覧ください。

 

製品概要・主な特徴

まずはポイントを簡単に整理します。

ポイント

  • イヤーカフ型 × ANCの世界初(メーカー表記)
  • 耳をふさがないオープン型
  • 11mmチタニウムドライバー/ハイレゾ認証/LDAC対応
  • Bluetooth 6.0相当チップ(メーカーの独自強化仕様)
  • マルチポイント対応(2台同時接続)
  • 最大32時間再生(本体7.5h)
  • 急速充電:10分で約2時間再生
  • ENC通話ノイキャン(6マイク)
  • IPX5防水
  • 専用アプリ対応:EQ・ANC切替・空間オーディオ・操作カスタム

機能面だけ見ると、1万円以下とは思えないほど「全部入り」なスペックです。

 

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■ 外観・着用感レビュー

パッケージはUGREENの従来のイヤホンのデザインと変わらず、全体的にシンプルな感じになっている。

パット見で同メーカーのイヤホンと、パッケージの見た目がほぼ一緒なので、一瞬判別しにくい。

 

● 同梱物

同梱物はガイドと充電用のUSBケーブル(UAB-A to C)が付属

● ケースの外観

ClipBuds Proのケースは 非常にコンパクト


ポケットにスッと入る、角が丸いデザインで、手触りはサラッとしたマットコーティング。

  • 手のひらにおさまるサイズ感

  • 角丸で引っかかりがなくポケットに入れやすい

  • 指紋がつきにくいマット仕上げ

大きさはAirPods Proより少しだけ横幅がある程度で、“毎日持ち歩ける軽快さ” をちゃんと守った設計。

 

イヤホンは完全に左右固定になっているので、装着の向きを変えることはできない。

 

● イヤーカフ型だが“インイヤー寄り”の音導角度が特徴

ClipBuds Proは耳たぶを挟んで固定するイヤーカフ方式ですが、スピーカー部分が 耳穴方向へしっかり角度を向けている のが大きな特徴。

これにより

  • 耳穴を完全には塞がない
  • でも音はしっかり耳内部へ届く
  • 他社のイヤーカフ型よりフィット感が強い

という絶妙な構造になっています。

● フィット感:一般的なイヤーカフより安定

一般的なイヤーカフ型は「浮きやすい」「ズレやすい」ことがありますが、ClipBuds Proは 耳の形に沿うように固定されるため安定性が高い

  • 耳たぶが厚い人 → しっかりフィット
  • 薄い人 → 多少フィットが弱くなるが、普通のイヤーカフよりは安定

カナル型のような圧迫感はゼロで、長時間の在宅作業・家事・散歩でも疲れにくい装着感です。

● 生活導線での使いやすさ

  • 片手で装着しやすい
  • 外音を自然に取り込めるので安全
  • 付けっぱなしで作業できる快適さ

“ながら聴き”が前提の人とは相性が良い構造です。

 

ANC・外音取り込み性能レビュー

● 本当にイヤーカフ型でANCが効くのか?

結論:しっかり効く。ただし方向性はカナル型とは異なる。

 

イヤーカフは耳を塞がないため、「完全な静寂」にはならないのは構造上当然。

 

しかし

エアコンの低周波

  • 車の走行音
  • PCファン

こういった低音ノイズは明確に軽減されます。

● 環境別の体感

  • カフェのざわざわ:30〜40%軽減
  • エアコン・冷蔵庫:しっかり減る
  • 屋外の車の走行音:低音が薄くなる
  • 人の声・アナウンス:そのまま通る(安全性◎)

ながら聴き用のANCとして非常に優秀。

● 風切り音

風が強い日は多少入るものの、オープン型の中では抑えめ。

自転車走行では少し気になる程度。

 

音質レビュー(低音・中音・高音まで詳しく)

ClipBuds Proは“イヤーカフ型”ですが、スピーカーの向きが耳穴(外耳道)に向けて傾いている構造 のため、一般的なオープンイヤー(Shokzの骨伝導・Oladance系)よりも 音が耳の中に直接入る感覚が強い のが特徴です。

その結果、音の傾向は“オープン型とインイヤー型の中間”という独特のバランスになっています。

低音(Bass)

  • 量は控えめ

  • ただしタイトで輪郭のある低音

  • インイヤー寄り構造のおかげで、純オープン型よりはしっかり届く

  • ブーミーな膨らみは無く、締まりのあるタイプ

イヤーカフ型は基本的に低音が弱い構造ですが、ClipBuds Proは ドライバー位置が耳穴方向に近いため、骨伝導よりはっきり低音を感じる という利点があります。

しかしカナル型のような重低音は物理的に難しいため、EDM・重低音系はEQでブーストするとバランスが整うタイプ。

中音(Mid)

  • ボーカルが明確に前に出る

  • 楽器の存在感がくっきり

  • インイヤー型にかなり近い中域の密度

  • オープン型とは思えない“芯のある声”が聴ける

中音は本機の得意分野。

イヤーカフ型にありがちな“音が散って遠く聞こえる”感じがほとんどなく、声・ギター・ピアノの輪郭が非常にクリアで近い。

ボーカル中心の曲はかなり相性が良い。

高音(Treble)

  • 伸びが良く、刺さらない自然な高域

  • シンバルの余韻が滑らか

  • 解像度は価格以上

  • LDAC時はさらに透明感が増す

特に高域の分離感が優秀で、「耳を塞がないのにこんなに細かい音が見えるの?」という驚きがある。

チタニウムドライバーの“シャリ感のある強めの高音”ではなく、やや丸みのある上品なチューニング。

空間表現・定位

  • 開放型らしい自然な広がり
  • ボーカルはセンター固定で安定
  • インイヤー的な定位の強さも併せ持つ

まさに “開放感 × 解像度の両立” を実現した音作り。

 

総評

このイヤホンは “イヤーカフ型なのに音質がいい”ではなく、インイヤー寄りの音像で攻めてくる新しいオープン型”という印象。

  • 開放型の快適さ

  • インイヤーの定位と中域の存在感

  • LDACの細かさ
    これが全部両立しているのが大きな強み。

特に ボーカルと中高域の透明感は、この価格帯ではトップクラス と言っていい仕上がり。

 

ジャンル別の向き不向き

◎ 相性が良いジャンル

  • J-POP
  • 女性ボーカル
  • ロック(中域重視)
  • ピアノ・アコースティック
  • ASMR
  • ライブ音源

△ 弱いジャンル(EQ必須)

  • EDM
  • トラップ
  • 重低音メインのクラブ系

 

遅延・マルチポイント・通話品質

 

● 遅延(動画・ゲーム)

  • YouTube → ほぼずれなし
  • SNS動画 → 問題なし
  • ゲーム → 多少遅延あり
    (ゲームモードONで改善)

オープン型としては十分優秀。

● マルチポイント(2台同時接続)

切り替えの速さはかなり良い。

  • スマホで音楽 → PC再生ですぐ切り替え
  • Zoom・Discordでも安定
  • 切断しないタイプの賢いマルチポイント

実用性は高い。

● 通話品質(6マイクENC)

  • 室内:クリアで安定
  • 屋外:雑音が抑えられつつ声は通る
  • 風の強い日は少しノイズあり

価格帯を考えれば十分良い通話性能です。

 

バッテリー・充電・アプリ

● バッテリー性能

  • イヤホン単体:最大7.5時間
  • ケース込み:最大32時間
  • 急速充電:10分で約2時間再生

LDAC使用時は4〜5時間台に落ちるので、長時間フライトや公共交通機関の利用時などには向きません。

● アプリ機能(非常に優秀)

  • EQプリセット
  • カスタムEQ
  • ANC/外音/ノーマル切替
  • 空間オーディオ
  • ゲームモード
  • タッチ操作カスタム

特にEQがよく効くので、弱点を補いやすいです。

 

スペック表(ブログ用)

項目内容
製品名UGREEN ClipBuds Pro(HiTune S8)
タイプイヤーカフ型・オープン型
ドライバー11mmチタニウムドライバー
対応コーデックSBC / AAC / LDAC
通信方式Bluetooth 6.0相当(メーカー独自表記)
ANC搭載(イヤーカフ構造としては強め)
通話用ノイキャンENC(6マイク)
再生時間本体7.5h / ケース込み32h
急速充電10分で最大2h再生
防水IPX5
重量約6.1g(片耳)
マルチポイント対応(2台同時接続)
アプリEQ・ANC切替・空間オーディオ・操作カスタム
ハイレゾ実機パッケージでHi-Res Wirelessロゴ確認済み
参考価格8,990円(2025年12月時点の価格)

 

どんな人におすすめ?

◎ 買うべき人

  • カナル型が痛い・疲れる人
  • 耳を塞がずANCの恩恵を受けたい人
  • 在宅ワークや家事のながら聴き
  • 安全に外音を聞きながら散歩・通勤したい
  • オープン型でも音質に妥協したくない
  • 5,000〜7,000円台で高機能モデルが欲しい

❌ 合わない人

  • カナル型級の静寂が欲しい
  • 極太の重低音が好み
  • 耳たぶが極端に薄くフィットしにくい人

まとめ(メリット・デメリット)

◎ 良かったところ

  • イヤーカフ型でもANCがしっかり効く
  • 耳が疲れにくい“インイヤー寄りの音導角度”
  • LDAC+ハイレゾで開放型とは思えない解像度
  • ボーカル・中高域が非常に綺麗
  • マルチポイント・急速充電・アプリ対応
  • セール時のコスパが高い

△ 気になったところ

  • カナル型のANCほどの静寂にはならない
  • 低音は控えめ(EQで補正可)
  • フィット感は耳の形に左右される
  • LDAC使用時は再生時間が短め

総評

ClipBuds Proは、「耳をふさがず音質もANCも欲しい」という、難しい要求を高いレベルで満たした、非常にユニークなイヤホンです。

 

普通のオープン型の「音が遠い」「低音が弱い」「ズレる」という弱点をしっかり克服しつつ、インイヤー型に迫る定位・中域の明瞭さを実現。

 

ながら聴きを快適にしたい人にとって、価格以上の価値がある1台だと感じました。

 

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