ユニバ(USJ)やディズニーランドに行ったときにアトラクションに乗るのは醍醐味ですよね。
個人的に好きなアトラクションはこんな感じ。
ユニバ | スパイダーマン/ジョーズ |
ディズニー | プーさんのアニーハント/パイレーツオブカリビアン |
もちろん他にもあるけど、特に好きなアトラクションはこんな感じ。
そして、上記のアトラクションに共通しているのはアトラクションを降りてから出口にグッズショップ(お土産)がありますよね。
それをいろいろ見ていて、ついつい買ってしまった!という経験はありますか?
私はその経験者の1人です(笑)
今回はどうしてアトラクションを乗った後にグッズを買ってしまうのか、というテーマパークで楽しく学べる心理学をお話したいと思います。
目次(Table of contents)
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グッズを買ってしまう理由
ある日、ユニバ(USJ)に行った男女カップルがスパイダーマンのアトラクションを乗りました。
アトラクションを乗り終えた後に2人はこんな会話をします。
スパイダーマンのアトラクションは迫力があって
興奮しちゃった!
いやー!面白かったよね。
あ、グッズがある!
ちょっと見てみようかな!
そして、彼はこの後スパイダーマンのグッズやお菓子をつい買ってしまったのです。
テンション・リダクション
結論から言うと、これはテンション・リダクションという心理効果が表れています。
【テンション・リダクション】 テンション → 緊張や不安 リダクション → 減少や低下 つまり緊張が減少する行動を意味します。 |
余談ですが、「この服着るとテンションがあがる!」などの言葉を使っている人は「気分がが高まる」という意味で使われがちですが、実は間違った使い方で本来は「緊張、不安」という意味です。
さて、本題に戻りましょう。
どうして彼がスパイダーマンのグッズを買ってしまったのかと言うと「心が無防備になった状態」になってしまったからなのです。
先程のテンション・リダクションを思い出してください。
アトラクションに乗った時 → 緊張をしている状態(テンション)
乗り終わった状態 → 緊張が徐々に低下している(リダクション) |
緊張が無くなると無防備な状態になって、思考力が低下をしてしまいます。
なので、アトラクションを降りてからグッズを見ると欲しくなってしまったり、思考が低下しているのでまともな判断が出来ず、勢いで買ってしまったりする事が起こります。
気が付いていたらグッズ買っちゃてたなぁ!
はっはっは!
ご一緒に〇〇はいかがですか?
テンション・リダクションは他にもあります。
テーマパークの場合だとレストランです。
セットメニューを買った時に「プラス料金でキャラクターのマグカップに変更する事ができますよ。ご一緒にいかがですか?」というのも多いパターンですね。
セットメニューを頼んだ時は緊張をしている状態で、頼み終わると緊張は低下しますよね。
そこに予想もしなったマグカップが来ると思考力は低下しているので「買っちゃおうかな!」というふうになってしまうのです。
私はほとんどの確率でテンション・リダクションにやられてしまします(笑)
ユニバならミニオンやスヌーピーのカップ、ディズニーランドなら可愛い入れ物などがありますので、つい買ってしまいますよね。
それで良いんです!
テーマパークに貢献してますし、自分も楽しい。
これはお互い得している「win-win」の関係なので良い事だらけです♪
ビジネスでもよく使える
テンション・リダクションはもちろんビジネスでも使えますし、実際に使われていることが多いです。
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ここまでは何となくテンション・リダクションだという事は気が付くと思いますが、もうひとつポイントがあります。
なんだろう?
品物の数??
答えは価格です。
先程の例をもう一度見てみましょう。
- パソコン → ウイルス対策ソフト、延長サービス
- 車 → カーナビ、オプションパーツ
パソコンや車など、高い商品を買った後にオススメとして紹介している商品は、最初の物よりも価格が安い事に気が付きませんでしたか??
最初に買った物よりも安い値段の物をオススメすると相手は「あー、安いな。ま、買っておくか」という感じでつい買ってしまう確率が高くなります。
パソコン(30万円)の購入ありがとうございます。
ご一緒にセキュリティソフト(1万円)はいかがでしょうか?
1万円か。
これなら安いし、買っても良いかも
こういうので結構買っちゃいますよね(笑)
タイミングも大切
物事にはタイミングが重要で、テンション・リダクションを利用するタイミングは緊張や不安が減少した時がベストタイミングと言えます。
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こういった場面ですと、相手に物事を頼みやすくなるのでタイミングが合えば試してみても良いでしょう。
でも、悪い事に使ったら駄目ですよ!(笑)
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さいごに
以上がアトラクションに乗った後、グッズを買ってしまう理由でした。
こう考えるとマーケティングにも心理学を取り入れているので、違った見方でテーマパークを楽しめるので個人的には2度オイシイ。
女性の方達はテンション・リダクションを使って大きなぬいぐるみを買ってもらったり、美味しい料理をごちそうしてもらいましょう(笑)
相手を攻略した次はテーマパークの攻略も忘れてはいけません。パークの情報を得て自分だけの楽しみ方を見つけてみましょう!
では、また次回お会いしましょう!
ほな、またね( ´Д`)ノ~バイバイ