会話をしていて話をなかなか聞いてもらえない。
そういった事を思った事はありませんか?
本当に話を聞いているのかな?
なんか心配だな・・・。
こういった疑問を解決できる方法をお教えします。
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今回の記事はこちらの内容をお話させていただきます。
5分ほどで読めて、すぐに試せることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次(Table of contents)
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答え「これから話すことをはじめに言う」
結論からいうと、相手に話を聞いてもらえるようにするには「これから話す内容を予告する」ということです。
例えば、会議や講演で最初から最後まで、いきなりずーーっと話をされると聞いている側の人間は途中からこんなふうに感じたことはありませんか?
【話す側の人】
今日は〇〇で、それで△△となり、つまりこれは□□で・・・・かくかくしかしか・・・
【聞く側の人】 ・今なんの話をしているんだっけ? ・なんか集中できないなぁ
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これでは、相手に話を聞いてもらえないので何の意味もなくなってしまいます。
しかし、はじめに相手に話す内容を予告すると相手は話に集中できやすくなります。
【話す側の人】
今日は〇〇について話をします。△△のあと、□□というポイントもお伝えします。
【聞く側の人】 なるほど、〇〇についてか。 今は△△の話で、次の内容は□□か。
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こうすると、相手は話を聞いてくれるようになります。
これをプリフレームといいます。
プリフレームとは?
あまり聞き慣れない言葉なので「プリフレームって何?」と思いますよね。
【プリフレーム】
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2つの言葉を合わせて「前に枠を用意する」という意味です。
プリフレームの効果
相手と会話をする前に、プリフレーム(前に枠を用意)を伝えると、このような効果があります。
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3つの大切なポイントです。
実際の使い方、具体例
プリフレームを使って相手に伝える具体例を紹介します。
例えば、会議や講演をするときに、このように言うと効果的です。
今から1時間、話をさせていただきます。
前半は〇〇について、後半は△△と皆さんの質疑応答にして
最後に大切なポイントを3つお伝えして、終了します。
途中に休憩もはさみますので、最後までよろしくおねがいします。
話すことが上手な人は、まずこのようにしてプリフレームを使用しているので、内容が理解しやすく、聞き手も「今はここの内容だな」と安心して受け取れるので一石二鳥です。
余談でちょっと一息
少し余談を話させていただきます。
私はユニバ(USJ)が大好きで毎月行きます。
パークに入るとゲスト(来園者)にアンケートを実施しているクルー(従業員)がいるのをご存じでしょうか?
クルーはこんなふうにしてゲストにアンケートを取っています。
【クルー】
全部で5分ほどで終わるアンケートをやっています。
今後のパークの向上に向けてです。
ご協力願えませんでしょうか?
「5分」「パークの向上」といったプリフレームを使用しています。
これだとアンケートを受けたゲストは集中できますし、安心感を持てますね。
さらに、アンケートを行ったあとに「返報性の原理」という心理術も使ってゲストを楽しませています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
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文章でもプリフレームを使おう
「プリフレームは会話でしか使えないの?」と思う方もいるかもしれません。
答えはNOです。
文章にも使うことができます。
実はこのブログでもプリフレームを利用していることに気が付きましたか?
気が付いた人は鋭い人です(笑)。
【このブログでのプリフレーム】 | |
内容 | 「5分で読める」「話を聞いてもらえる」 |
記事の冒頭 | 4つの項目を事前に書いている |
このようにして文章にでも使うことができます。
例えば、ビジネスであれば「初心者でも5つのポイントでわかる」などといった、告知やキャッチコピーに使用するのも効果的です。
文章で使う時の注意
文章でプリフレームを使う場合は、ひとつだけ注意が必要です。
それは、文章では早い段階でプリフレームを提示する事です。
それって、会話の時と同じことじゃ?
こう思うかもしれません。
確かに会話でも最初にプリフレームを伝えることが大事ですが、伝えるタイミングは修正できます。
しかし、文章ではそうはいきません。
読者は能動的に文章を目で追う、一方通行になります。
プリフレームをはじめに伝えることで、読者に文章の目的が伝わり、読者が読み取れる性質があがり、文章の目的が成し遂げられるようになります。
なので、早めに(できれば最初)にプリフレームを伝えた方が良いのです。
文章つながりでこちらの記事を合わせてご覧ください。
メールやLINEのメッセージで相手との距離を縮められる方法を記載しています。
さいごに
以上がプリフレームという内容でした。
【プリフレームのまとめ】
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以上の3つのポイントを押さえておけば大丈夫です。
これを読んだあと、自分たちの行動にお役に立てれば幸いです。