
こういった悩みを解決させていただきます。
現代では、メリカリで買いものをする人が多いと思います。
私は過去にメルカリで300件以上もの取引を経験し、値下げ交渉をしたい時には心理術を使って出品者と交渉をさせていただきました。
どのくらいの割合か言うと、例えば100人と交渉し、成功したのは90人といったところです。
ほとんどの商品を値下げ交渉で購入することができました。
欲しい商品を見つけたけど、少し高い。
できれば値下げを交渉してみたいと思ったことはあるはずです。
本記事では心理術を使った交渉術をお伝えさせていただきます。
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こういった順番で進めていきます。
目次(Table of contents)
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値下げ交渉ができる可能性を高くする方法
最初に結論をお伝えします。
値下げ交渉をしたい時に成功させるには、先に明確な数字を言う事です。
これを心理学用語でいうと、アンカリングというものになります。(厳密にはNLPという神経言語プログラミングの手法です。)
アンカリング
アンカリングとは交渉時に非常に便利な方法です。
欲しい商品が見つかった時に、出品者に対して「〇〇円で買いたいのですが。」という内容を伝えると、相手は提示された金額が基準になり、そこから判断をするようになります。
出品者は提示された値段以下だと安く感じますし、それ以上だと高く感じてしまうのです。

こう思われるかもしれませんが、あなたのやり方は正しくない可能性が高いです。
交渉にNGなやり方
もしあなたが交渉して失敗しているのであれば、やり方が間違っている可能性が高いでしょう。
交渉時にしてはいけない行動として、2つの項目がメインとなってきます。
【交渉時にNGな行動】
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これをしてしまうと、値下げ交渉はできません。
順番に詳しく説明させていただきます。
①:半額、半額以上の値段を言う
これをしている人は論外です。
少しきつく言うと、こういった値下げ交渉をしている時点で、安く買い物を出来る機会は無いでしょう。
値下げ交渉は相手の事を考えて行うのも大切です。
例えば、メルカリで商品が送料込みで5000円売っていたとしましょう。(出品者の送料は700円とします。)
値下げしないまま相手に購入された | 商品5000円 手数料500円 送料700円 =利益3800円 |
半額の値下げで相手に購入された | 商品2500円 手数料250円 送料700円 =利益1550円 |
3800円と1550円の差額は2250円 |
出品者の立場であれば、大損です。2250円だと大きな差額になりますし、半額やそれ以上の値下げでは売りたくないと思います。
【出品者】

・交渉には応じない
・買えないようにブロックしてやる
出品者はこのような心理になるので、こういった交渉をしているのであれば今すぐにやめましょう。
②「値下げできますか?」と聞いている
一見すると何の問題も無いように思えます。
しかし、これでは交渉はできません。
先程のアンカリングを思い出してください。
交渉する時には、先に明確な値段を言う事が大切だとお伝えしました。
言い換えると「この商品は値下げできますか?」と単に言うだけでは相手は動いてくれないのです。
【買う人】

【出品者】

【買う人】

【出品者】

こういったパターンになる可能性が非常に高くなります。この後の値下げ交渉は難しくなります。
さらに、出品者が「△△円でしたらいいですよ。」と言ってくれる出品者もいますが、購入者は自分が思っていた金額ではないものが多いので、結果として買えないこともあります。
値下げ交渉にベストな言い方
もし、相手と値下げの交渉をしたいと思えば、こういった言い方で伝えてみましょう。
【買いたい人】

この言い方であれば、相手は少なからず交渉するか、しないかを考えるようになってくれます。
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値下げに対して重要な事【購入者編】
自分が購入者の立場の場合、重要なことは以下の通りです。
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順番に説明させていただきます。
①:2割引までがベスト

5000円なら2割を引いて4000円となりますね。
5000円 1割引 | 4500円 |
5000円 2割引 | 4000円 |
5000円 3割引 | 3500円 |
5000円 4割引 | 3000円 |
3割引き以上で交渉をしてしまうと、出品者は大幅な値下げと感じる傾向にあるのでオススメできません。
2割引の値段で交渉をして、出品者から断られた場合でも1割引きの値段で買えるチャンスは増えるので、結果として買い手は提示されていた金額よりも安く買える確率は格段に上がります。
②:マナーを守る
思った金額で値下げしてくれなかった、値下げを断られたからと言って、相手に失礼な態度をとらないようにましょう。
値下げ交渉をしておいて、思ったようにいかないと連絡を無視する人がいます。
特にメルカリでは交渉の内容が会員の人たちが見ることができるので、途中で交渉が途絶えると出品者は以下の事で困ります。
【交渉を無視されて出品者が困る事】
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相手によりますが、値下げをお願いしている時点で困らせている事になっている可能性もあるので、誠意ある行為を見せることが大切です。
次からはこういったやりとりを心掛けましょう。
【買う人】

【出品者】

【買う人】

取引は気持ちよく行う。これを忘れないでおきましょう。
値下げに対して重要な事【出品者編】
購入者目線でお話をさせていただきましたが、出品者側の立場で値下げ交渉をされた場合についてお話いたします。
出品者側で重要な事はひとつです。
それは、交渉で「NO」とハッキリ伝えられる事です。
メルカリをはじめ、多くの買い物はメッセージやメールでやりとりをするのがメインとなっています。
文字のやり取りは十分に注意をしなくてはいけません。
例えば下の文章を見てください。買い手がこう言ってきたとします。
A:「3000円になりませんか?」 B:「3000円で買う事ができますか?」 |
どちらの方が出品者にとって精神的な安心を与えるかというと、Bの方が安心感を与えます。
Aは少し上から目線にも感じますし、高圧的とも捉えられます。
文字は感覚や感情によって、とらえ方が違うので気をつけなければいけません。
出品者側はこういった文章を使ってくる相手の圧力で負けてしまうと、渋々と値下げをしてしまう事もあります。
しかし、値下げをしたくないものについてはハッキリと「NO」と伝えることが大切です。
「だめ!」「NO」とハッキリ言ってしまうと、反感をくらうので次のような言い方で伝えましょう。

・すみません。値下げは検討しておりません。
こういった言い方で「値下げはしません」とハッキリ伝えると、乱暴な行為をされる可能性は非常に少ないので、柔らかくハッキリと伝えてみましょう。
まとめ
今回の内容をまとめておくと、以下の通りです。
まとめ
- 値下げ交渉の時は、先に明確な値段を伝える
- 伝えた値段が判断基準になる
- 大幅な値下げ要求、「値下げできますか?」はNG
- 値下げ金額は2割がベスト
- 出品者は「NO」と言えるようにする
こちらの内容がメルカリでの交渉術のお話しでした。
今回は以上です。