初めての職場に、少しの不安と大きな期待を抱えて入社する人も多いと思います。
でももし、こんなふうに感じていたら…
- 「朝起きるのがつらい」
- 「職場に行くと動悸がする」
- 「理不尽なことで怒鳴られるのが当たり前になってきた」
そんなあなたは、知らないうちに“ブラック企業”に心を蝕まれているかもしれません。
僕自身もかつて、面接時は笑顔で迎えてくれた会社に入社し、「ここで頑張っていこう!」と意気込んでいた一人でした。
しかし、現実はまったく違いました。
長時間労働、契約外の仕事の押し付け、有給の封じ込め、上司からの圧力や暴力…。
「これはおかしい」と思いながらも、心身を削りながら働き続けた日々がありました。
この記事では、僕がブラック企業で実際に体験したこと、そしてそこからどうやって抜け出したのかを、リアルにお伝えします。
あなたがもし、今の職場に違和感を感じているなら、この記事が“気づき”と“行動”のきっかけになれば嬉しいです。

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第1章:最初は“いい会社”だと思っていた
僕が就職したのは、大学の就職セミナーで紹介されたホテルでした。
特別なこだわりがあったわけではありませんが、なんとなく「安定してそう」「人と関われる仕事が楽しそう」と思って応募しました。
面接では、社員の方々がとても明るく、「ようこそ、これから一緒に頑張っていこう!」と温かく迎え入れてくれました。
「君は見込みがあるよ」
「上に推薦しておくから、きっと将来は期待できるよ」
そんな言葉をかけてもらえて、僕は「この会社ならやっていけそうだ」と思い、希望に満ちた気持ちで入社を決めたのです。
…ですが、その“信頼”と“希望”は、入社後すぐに裏切られることになりました。
入社してまもなく、面接で聞いていた話とはまったく違う現実が目の前に広がっていたのです。
⚠ 第2章:これが現実だった|ブラック企業の異常な日常
入社して最初のうちは、希望とやる気に満ちていました。
ですが、日が経つにつれ「なんかおかしいぞ」と感じることが増えていったんです。
それでも当時の僕は、「社会ってこんなものなのかも」と自分に言い聞かせ、無理に納得しようとしていました。
けれど今思えば、すべてが“異常”でした。
ここでは、僕が実際に体験したブラックな職場の実態を7つ、順番に紹介します。
ブラック体験①:契約外の仕事まで押しつけられた
僕は「ホテルのフロント業務」として入社しました。
チェックイン・チェックアウト、電話対応、来客対応などが主な業務のはずでした。
しかしある日、突然こう言われました。
「明日から営業にも行ってきて」
…はい?
当然、そんな話は一度も聞いていません。
しかもフロントの仕事と並行しながら営業もこなせ、という無茶ぶり。
業務量は2倍、でも給料はそのまま。体力も心もどんどんすり減っていきました。
ブラック体験②:定時で帰ろうとすると嫌味を言われる
時間通りに仕事を終え、「お疲れさまでした」と帰ろうとすると、上司が一言。
「もう帰るの?これもお願いできないかな〜?」
断ろうものなら、あからさまに無視されたり、陰で悪口を言われたり。
「定時に帰る=悪」みたいな空気が職場全体に漂っていたんです。
時間内に仕事を終える方が本来は正しいはずなのに、なぜか罪悪感を感じる…。
それが毎日続くと、本当に精神的にこたえました。
ブラック体験③:「残業してないなんてありえない」と怒られる
月に一度の業務月報の提出日。
僕は“毎日定時退社”を実現した月があり、少し誇らしい気持ちで提出しました。
すると、上司がひと言。
「は?残業してないの?ありえないでしょ。もっと頑張れよ」
それ、頑張って仕事を時間内に終わらせた人への言葉ですか?
「残業=頑張ってる」という謎の価値観が蔓延していて、効率よく働く人ほど損をする職場でした。
ブラック体験④:残業申請は却下されるのに、残業は強制
この職場では、残業するには“申請”が必要でした。
専用の紙に「○○の業務で1時間残業したい」と理由を書いて提出するのですが…。
「これ、残業するような内容じゃないでしょ」
→却下される。
でもその仕事は、結局やらないと終わらない。だから残業はせざるを得ない。
つまり、「残業代は出さないけど、残業しろ」という無理ゲー状態。
理不尽すぎて、言葉を失いました。
ブラック体験⑤:休日でも会議に強制参加、もちろん無給
2ヶ月に1回の全体ミーティング。
これは“休日でも”“退勤後でも”関係なく、全員強制参加。
しかも、そこに対する手当は一切なし。
一応、社長が参加した時は手当がつくが、1時間ほどなので雀の涙程度です。
会議が終わっても、そのまま懇親会という名の飲み会へ突入し、深夜まで拘束。
体力も時間も奪われる、地獄のようなイベントでした。
ブラック体験⑥:有給は“使うな”、辞める時も“消化するな”
1年目の終わりに、有給休暇を申請した時のこと。
上司に言われた言葉は、これでした。
「よく1年目で有給なんて取ろうと思ったな」
・・・これ、法律違反です。
退職時に有給をまとめて使おうとしたときも
「絶対に使うな。最後まで迷惑かけるなよ」
と脅され、結局使えずに辞めました。
もちろん買い取りもされず、消えたまま。
あのときの悔しさは、今でも忘れられません。
ブラック体験⑦:意見を言ったら胸ぐらを掴まれた
仕事のやり方について、少し意見を伝えたときのこと。
「調子に乗るなよ」
そう言って、先輩に胸ぐらを掴まれました。
後日、蹴られたこともあります。
完全な暴力。今なら訴えていたかもしれません。
でも当時の僕は、周囲の圧力と恐怖で何もできませんでした。
「ここは社会だから…」と、自分を納得させるしかなかったのです。
ここまで読んで「そんな嘘みたいな職場あるのかよ」って思いました?
全部、本当のことです。
そうでなければこんなブログわざわざ書きませんよ。
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第3章:それでも得たものもあった
あの職場での経験は、正直に言って地獄でした。
でも、すべてが無駄だったかと言えば、そうとも言い切れません。
確かに、心も体もボロボロになるほど追い込まれました。
けれどその分、“学べたこと”や“得たもの”も確かにあったのです。
✅ メンタルは勝手に鍛えられる
僕は決してメンタルが強いタイプではありません。
でも、あの毎日毎日続く理不尽な環境の中で、少しずつ心の耐久力は育っていきました。
- 「怒鳴られても動じない」
- 「感情的な人には近づかない」
- 「自分の心を守る術を身につける」
まるでサバイバルのような日々でしたが、その経験は、後の人生で意外と役立っています。
✅ 二度と同じ失敗を繰り返さない“判断力”がついた
あの会社を辞めたあと、転職活動を始めたときのこと。
求人票や面接の雰囲気に対して、「この会社も怪しいかも」と気づけるアンテナが自然と立っていたんです。
自分の直感や経験に基づいて
- 仕事内容と給与に大きなズレがないか
- 面接での“違和感”を見逃さないか
- 社員の目が死んでないか(笑)
など、“見極める力”を手に入れることができました。
✅ 「自分で生きていく」という決意が芽生えた
何よりも大きかったのは、「もう誰にも振り回されたくない」という強い想いです。
僕はあの会社を辞めてから、自分のスキルや知識を磨き、転職などもしましたが、最終的には個人事業主として独立する道を選びました。
正直、怖さや不安はありました。
でも、「あの頃には絶対に戻りたくない」
その気持ちだけで前に進めました。
ブラック企業で働いたことを後悔していないのは、その経験が今の自分を作ってくれたからです。
第4章:ブラック企業に気づいたら、すぐできる具体策3つ
「この職場、ちょっとおかしいかも…」
そう感じたなら、それはあなたの感覚が正常な証拠です。
ブラック企業に“慣れる”のは危険です。
我慢を続けて、心や体が壊れてしまってからでは遅いんです。
ここでは、僕が実際にやってみて効果があった「脱出のための3つの行動」を紹介します。
✅ 対策①:転職活動を始める
辞めるかどうかにかかわらず、まず他の選択肢を見ることが大切です。
他社の求人を見るだけで、「今の環境ってやっぱり異常だったんだ」と気づけることもあります。
転職活動は、必ずしも今すぐ辞めるためだけのものではありません。
“逃げ道”を確保することが、心の安心に直結します。
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まずは“情報収集”からで大丈夫です。
✅ 対策②:退職代行サービスを使う
「辞めたい」と言えない、退職を拒否されている、引き止めが強い。
そんなときに助けになるのが退職代行サービスです。
あなたの代わりに会社へ退職の意思を伝え、手続きを進めてくれるサービスで、会社に行く必要も、上司に会う必要もありません。
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各退職代行について、別記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
✅ 対策③:信頼できる人や第三者に相談する
「誰にも相談できない」と思ってしまうのがブラック企業の怖いところです。
- 友人や家族に今の状況を打ち明けてみる
- 労基署や労働相談窓口に匿名で相談する
- SNSや掲示板で似た境遇の人の声を見てみる
“声に出す”ことが、脱出の第一歩になります。
辞めることは“逃げ”じゃない。あなたの人生を守る行動です
「辞めたいと思うなんて、甘えかもしれない」
「3年は我慢しろって、よく言われるし…」
そんなふうに自分を責めていませんか?
でも、どうか忘れないでください。
あなたの命より大切な仕事なんて、世の中にひとつもありません。
僕は約3年、ブラック企業で働きました。
耐えに耐えて、最後は心が限界を迎える寸前で辞めました。
正直、もっと早く辞めればよかった。今ならそうはっきり言えます。
でもその経験があったからこそ、「自分の人生は、自分で守るしかない」と本気で思えるようになったんです。
いま、僕は個人事業主として自分の道を歩んでいます。
もちろん楽なことばかりじゃないけど、あの頃の“自分を殺して生きる毎日”とは比べ物にならないほど、心が自由です。
辞めることは、逃げではありません。
それは“次の人生を始めるための勇気ある選択”です。
会社はいくらでもあります。でも、あなたの体と心はひとつだけ。
どうか、この記事が「今の働き方を見直すきっかけ」になってくれたら嬉しいです。
あなたがこれから、自分を大切にできる働き方と出会えることを、心から願っています。
最後に一言(行動を促すCTA)
「もう限界かも…」そう思った今こそが、動き出すタイミングです。
無理せず、自分を守る一歩を踏み出してみてください。
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